岡山県立倉敷工業高等学校陸上部
岡山県立倉敷工業高等学校陸上部監督・長谷川昌弘氏が語る『Atleta』活用法

「以前より生徒一人ひとりを知ることができるようになりました」
倉敷工業高校は、卒業後企業に就職するということを見据えて高校を選んでいる生徒が多い実業高校。陸上部の生徒も例外ではなく、競技に対する選手たちのモチベーションは最初から高いわけではないそうです。しかし、周囲の高校の先生方の協力もあり、今では「倉敷工業高校で陸上がしたい」と選手が集まるようになった、と長谷川監督。中学の時に特別目立った実績を残した選手ばかりではないそうですが、自身の競技に対して一生懸命に取り組む真面目な選手が多いのが特徴である倉敷工業高校陸上部。そんなチームがAtletaの導入を決意した経緯と、実際に導入してからどのように変化しているのか、お話を聞いてまいりました。
――Atletaを導入する前はどのような悩みや課題がありましたか?
選手にはシーズンごとに目標を紙に書いてもらっていますが、その時のモチベーションを維持することと、目標達成に向けた練習を習慣化させることに苦労していました。
――モチベーションキープや目標達成のための練習を習慣化させることは、決して簡単なことではないですよね。そんななか当社からAtletaのご紹介をさせて頂きましたが、導入を決めて頂いた最大のポイントはどんなところだったのでしょうか。
まず、今の子にとって身近なスマートフォンを使って手軽に入力ができるため、場所・時間を問わずいつでも振り返りができることですね。今まで練習日誌の必要性は感じていたものの、自分も選手も作業が大変と感じており、殆どの選手がやっていませんでした。スマートフォンならいつでも自分のコンディションや目標と向き合うことができるので、今回導入を決めました。また、チーム全体に動画などの共有ができるので、簡単に共通認識ができることに魅力を感じました。言葉だけで技術を伝えるのは難しいですが、見本になる動きを直感的に共有できますし、スマートフォンで何度でもすぐ見直せるので、録画したDVDを配布していた昔よりも格段にポイントを伝えやすくなりました。
――スマートフォンを所持しているのが当たり前の時代だからこそ、臨機応変にノートからツールの切り替えを行ったのですね。動画の共有などはノートでできることではないので、Atletaならではの使い方ですよね。では実際に導入してみてよかったなと思う点はどんなところでしょうか。
選手たちが普段の練習の取り組みを自分なりに分析し、考えて行動しようという前向きなことをしっかり書いてくれるようになった点です。選手にとっても、紙媒体よりもスマートフォンのほうが入力が楽なようですね。
――導入してから2か月が経過しましたが、チームにどのような変化が見られましたか?
オフの日の選手たちのコメントでも体のケア(疲労回復のためのマッサージや入浴など)について書かれており、書くことによって気持ちの整理ができているといった前向きなコメントが増えてきています。
――前向きなコメントが増えることで、最初に先生が仰っていた課題の一つでもあるモチベーションをキープできているかどうかの確認にも繋がりそうですよね。今後選手たちにはどのように活用していってほしいとお考えですか。
高校生なので、自分の食べたものを把握して栄養素の偏りに気を付けるきっかけにして貰えれば嬉しいです。またフリーで練習した時には、後で自分自身が振り返りできるように、Atletaにコメントを残しておくといった使い方もしてほしいです。
――ありがとうございます。それでは最後に、チームの今後の目標を教えて下さい。
個人の目標は異なりますが、それぞれが目標に向けて100%納得がいく取り組みができるようになってもらいたいです。